新型マツダ『プレマシー』(7日発売)はスライドドアの採用を念頭において開発が進められたために、フロアパネルも『アクセラ』の流用ではなく、新開発されたものが使われている。
その結果、スライドドアを使用しているにも関わらず、フロアは低くサイドシルの張り出しもほとんどない。
サードシートのフロアは多少高くなっているが、足元がフラットになっているので居心地は意外にいい。だが、低くフラットなフロアパネルを実現するために、今のところはFF車しか設定されていないのが惜しい。
スライドドアを採用すると、ドアレール周りの形状が複雑になりサイドシルが高くなったり、フロアが斜めになってしまうクルマが多いが、プレマシーはフロアを当初から新設計したことにより、優れた乗降性と居住性を両立している。