三菱自動車は、14日開催の臨時取締役会で第三者割当増資による普通株式及び優先株式の発行を決議したと発表した。
1月28日に発表した再建計画の通りで、普通株式は1056億0600万円を発行する。このうち、三菱重工が375億2400万円、三菱商事が513億4600万円、東京三菱銀行が167億3600万円引き受ける。払い込むのは3月10日。
優先株式は1683億9300万円を新規発行する。三菱重工が124億7500万円、三菱商事が186億5400万円、東京三菱銀行が1372億6400万円を引き受ける。
これらの株式発行で、債務の株式化540億円を含めて総額2740億円を資金調達する。このうち、2200億円は、研究開発及び設備投資に活用する。今回の増資による三菱グループの三菱自動車への出資比率は34%となる。