三菱自動車工業は28日発表した事業再生計画で仏PSAプジョーシトロエン・グループへの車両OEM供給について、2月下旬に合意・契約する段取りであることを明らかにした。
2月初めにPSAのフォルツ会長が来日、西岡喬会長とトップ会談して最終合意する。PSAへは『エアトレック』を供給する見通しだが開始時期や数量は明らかにしていない。
三菱はすでに日産自動車に軽乗用車を05年度から新たに年3万6000台の予定で供給することを発表している。
日産との軽自動車事業に関する共同出資会社の設立について、益子修社長は「双方に利益のある提携は積極的に進めたい。(共同出資会社については)可能性がなくなったとは考えていない」と述べ、日産との提携強化に意欲を示した。