三洋電機は昨年より北米市場に、ポータブル一体型DVDナビを投入した。しかし思うような販売実績を残すことはできなかったようだ。
それは、画面サイズは小さいものの、低価格路線を行くマゼランをはじめとするアメリカ勢の製品が1000ドル前後で販売されていたことが原因としている。
そこで、三洋が今年のモデル『NV-E7500』で目指すのは7型ワイドの大画面とタッチパネル機能による操作系の良さを備えつつ、1000ドルも可能な価格展開だ。CES=コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(米ラスベガス)に展示。
基本機能は昨年モデルとほぼ同様だが、価格をグッと抑えたことでポータブル一体型市場でのシェア拡大を目指したいとしている。
また、DVDビデオの再生も行えるが、昨年までの製品ではディスクのセットアップに本体を取り付け金具から外す必要があったが、今年のモデルからは日本市場向け製品と同様に取り付け時でもワンタッチで背面カバーが開けるような工夫が備えられた。
まだまだカーナビに対する認識が低い北米市場だけに、今回の三洋の展開は大いに気になるところではある。