カーナビ用地図ソフトを複製販売した2人を逮捕

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品

佐賀県警は8日、インターネットオークションを悪用し、ゼンリンが著作権を持つカーナビゲーション用地図ソフトの複製品を販売し、不法な利益を上げていたとして、佐賀市内に住む男女2人を著作権法違反容疑で逮捕した。

佐賀県警・佐賀署によると、著作権法違反容疑で逮捕されたのは、佐賀市内に住む37歳の男と、35歳の女。

この2人は2003年3月ごろから、CD-ROMを使うカーナビ向けにゼンリンが発売している地図ソフト(ナビ研規格/ナビ研S規格)をパソコンを使ってCD-Rに複製。ヤフーオークションを使い、1枚1200円で販売していた疑いがもたれている。

直接の逮捕容疑は東京都内に住む男性に対して販売したというもの。この男性が警察に相談したことで捜査が始まった。

逮捕された2人は容疑を大筋で認めており、銀行口座などの記録からこれまでに約600セットを販売したとみられる。自宅からは複製に使用したCD/DVD-Rドライブ付きのパソコンと、データを複製したCD-R約100枚を押収している。

同様の出品は現在でもヤフーオークションで確認されており、本来は1万8000円ほどする商品が、1500円程度の即決価格で出品されている。「動作確認用」を掲げるなど不自然なものも多く、警察では「入札しないように」と呼びかけている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集