デザインの仕方…日産 ラフェスタ その2“住宅”

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12月2日に発表・発売された日産のミドルクラスミニバン『ラフェスタ』のデザインを、倉持卓司プロダクトチーフデザイナー(PCD、デザイン本部、第1プロダクトデザイン部)は、「小さくとも工夫と夢がいっぱい詰まった家」と表現する。

ラフェスタの想定ユーザーは30代前半、“団塊ジュニア”と呼ばれる世代だ。クルマは世帯に1台、夫婦で共用し、新車の購入にあたっては夫婦で相談して車種を決定する。……というのがメインユーザー像だ。

日産によれば、この世代は消費にあたって合理性や機能性を重んじる。例えば、ひとつ上の“新人類”世代が20代に好んだクルマは『スカイライン』、『シルビア』、ホンダ『シビック』など。団塊ジュニアは同じライフステージで『キューブ』、トヨタ『bB』、同『ファンカーゴ』などに乗っていた。これらから乗り換えるクルマがラフェスタである。

住居についても、この世代は、生活するのに必要充分の小さなスペースでありながらも、大きな窓や吹き抜けによって、開放感のあるデザインを工夫する。いわゆる“狭小住宅”というのがそれだ。

ラフェスタは同じ考え方をデザインに取り入れた。「パノラミックルーフ」と呼ばれる巨大なガラスルーフはその端的な例だ。

《高木啓》

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