【日産 ラフェスタ 発表】効率ではライバルに負けない…CVT

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【日産 ラフェスタ 発表】効率ではライバルに負けない…CVT
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日産『ラフェスタ』(2日発表・発売)のトランスミッションは無段変速機エクストロニックCVTの1本のみ。

CVTは変速ショックがなくスムーズというメリットの一方で、油圧を食って実際の効率はそれほど高くない、重い、高価といった欠点があった。ラフェスタのCVTは、それらの欠点を大きく改善したという。

「まずは機構全体を徹底的に見直し、フリクションロスを30%低減しました。また、制御の緻密化、ソレノイドの精度向上などで、CVTを作動させるのに必要な油圧を減らし、エンジンのパワーロスを最小限に抑えました。さらに変速幅を12%拡大し、エンジンの効率のいい変速比を維持するようにしています。重量は同等スペックの5速AT並みに削減しました」(AT・CVT開発グループ・鈴木明人氏)。

新開発の「MR20DE」型2.0リットル直4エンジンの採用とあいまって、ラフェスタの燃費効率はライバルのトヨタ『ウィッシュ』、ホンダ『ストリーム』などのライバルをしのぐと日産は主張している。

ガソリン価格の高騰が財布にダメージを与える昨今、経済性でもユーザーの心を捉えようという構えだ。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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