ボルボが、女性を中心とするスタッフでつくったコンセプトカー『YCC』(Your Concept Car=ユア・コンセプト・カー)には、さまざまなアイデアが詰め込まれている。
YCC自体はコンセプトカーであるため、実際に製造されることはないものの、YCCで提案されたアイデアは、「将来のボルボ車や、他のブランドでも、使われることを期待している」(レナ・エケルンド、YCCデピュティ・テクニカル・マネージャー)。
ボディは特殊なコーティングにより、洗車の水の量がこれまでより少なくて済むという。燃料タンクのふたは周囲のリングに手で触れると回転する方式で、洗車も簡単に行える。
内装は、「今までのクルマのような、飛行機のコックピットのようなデザインから離れて、機能性とシンプルさを強調した」(アンナ・ローゼン、YCCデザイナー)という。
シートカバーやマットは、交換可能。また、ドライバーの体型に合わせてシート、ハンドル、ヘッドレスト、ペダル、シートベルトの位置を替えられる。購入時に身体測定をしてデータを登録できるほか、最大5人までのデータを記録できるという。
※ボルボは、英国ロンドンのビジネスデザインセンターにて、2日、女性を中心とするスタッフでつくったコンセプトカーYCCを公開した。