ブリヂストンは3日、あらゆる路面状況に対応する総合路面シミュレーション「CROSS」を開発したと発表した。すでに同社のタイヤ開発の現場で適用を始めており、順次活用域を広げていく。
舗装路のほか、田畑など土の上を走行する場合のタイヤ性能のシミュレーションをコンピューター上で行える。
従来は実験的な手法に頼らざるを得なかったタイヤの性能評価を机上で行えるほか、実験で目視できなかった土の動きを考慮したトレッドパターンの開発が可能になる。
同シミュレーション技術は9月に開催された米国タイヤ学会で発表され高い評価を得ている。