日産『ラフェスタ』の特色のひとつに、パステルカラー調の洒落た有彩色カラーをラインナップしていることがある。
パステルカラーは軽自動車や小型車では人気があるが、ミニバンはボディパネルの面積が大きいため、有彩色は目立ちすぎるということで敬遠されがち。黒、銀、白などの無彩色が圧倒的に好まれる傾向にある。
ラフェスタは緑、オレンジ、水色の3色の淡彩色をラインナップし、ミニバンのボディカラーについての既成概念に一石を投じたい構え。「大柄なクルマで有彩色がどう受け入れられるか、ボディカラーの販売比率には注目しています」(日産自動車関係者)
日本流行色協会によれば、クルマのボディカラーにおける有彩色の割合は、2000年にはわずか15.4%にすぎなかったが、2003年には23.2%に増えた。ベーシックカーがカラフルなボディカラーを持つようになったのが主因という。
ユーザーがカラーに敏感になっているというトレンドを、ラフェスタは追い風にできるか。