日産自動車は、30日開催の取締役会で、カルソニックカンセイの行う第三者割当増資を全額引き受けることを決議したと発表した。
カルソニックカンセイの第三者割当増資の引き受け株式数は5200万株で、払い込みは2005年1月11日。日産のカルソニックカンセイの出資比率は、現在の27.6%から41.7%に増える。
日産は、カルロス・ゴーン社長のもと、部品メーカーなど、子会社の株式を積極的に売却して系列を解体してきた。
しかし、ITSの進展など、自動車の電子化が進む中で、カルソニックカンセイの技術力を取り込んだ方が得策と判断した模様で、出資比率を大幅に引き上げて子会社化する。