■トラック3社は通期予想を上方修正
トラック3社は、そろって通期業績を上方修正する好調ぶりだ。昨年の排出ガス規制に伴う国内の買い替え特需の反動が心配されたが、東南アジアを中心に海外販売が伸びて国内の減少を補った。
日産ディーゼル工業は最終損益が3期ぶりに黒字に転じ、連結欠損金を解消。日野自動車は大型車の販売台数で4年ぶりに首位に返り咲き、売上高で過去最高を記録。いすゞは国内販売のマイナス幅が予想ライン以下にとどまり、海外販売の拡大、合理化効果でカバーした。
なお、三菱ふそうトラック・バスは、今年3月よりダイムラークライスラーの完全連結子会社となったため本稿より除外した。
■大手3社は海外が好調
■三菱自動車の“一人負け”の様相
■軽大手2社はいずれも当期利益で過去最高
■トラック3社は通期予想を上方修正