いすゞ自動車の井田義則社長は18日、2005年度から3カ年の次期中期計画を発表した。
最終年度となっている現行の「新3カ年計画」が05年3月期に掲げていた売上高や利益目標をすべて達成する見通しとなったため、08年3月期を最終年度とする次期計画を策定した。
最終年度の連結業績は売上高1兆6000億円(05年3月期予想比10%増)、営業利益1000億円(同16%増)、純利益は800億円(同43%増)を目標としている。また、国内販売は今期見通しより少ない7万台を見込んでいるが、輸出は6割多い19万台、海外生産は38%多い50万台とする計画。
井田社長は、次期中期計画を「08年度以降の成長・拡大に向けた布石の期間」と位置づけ、海外生産の拡充などで「積極投資を行う」と述べた。3カ年の設備投資は合計で1800億円を計画している。
また、ディーゼルエンジン事業ではGM(ゼネラルモーターズ)グループ以外への販売も拡大、「新たな収益の柱に育成」(同)する方針だ。