19日から開催されていた『ITS世界会議愛知・名古屋2004』は22日、ポートメッセなごや内のセッションスタジアムで閉会式が行われ、これをもって4日間に渡って行われたすべての会議を終了させた。
冒頭、挨拶に立ったITS世界会議愛知・名古屋2004組織委員会の豊田章一郎会長は「台風の影響によってプログラムの一部を中止せざるを得なかったことは大変残念」としながらも、当初の目標に掲げていた「会議登録5000人、会場参加5万人、全国参加50万人」のうち、会議登録と全国参加については目標を達成したことを表明している。
また、台風の影響を直接的に受けるかたちとなった会場参加についても「週末の2日間(23−24日)でほぼ達成する見込み」とするなど、世界会議が成功したということを改めて強調した。
次回の世界会議はアメリカ・サンフランシスコで開催されるが、地球を模ったオブジェを次期開催国の代表に手渡す「パッシング・ザ・グローブ」が行われ、豊田章一郎会長から3人の手を経て、カルフォルニア州・交通部のランデール・イワサキ交通部次長に渡り、閉会式の式典も無事に終了となった。