三菱自動車工業は22日、タイの子会社であるミツビシ・モーター・タイランド(MMTh)が、同社のラムチャバン工場で生産するミニバンの『グランディス』(現地名『スペースワゴン』)を同日発売したと発表した。グランディスの海外生産は、これが初めてとなる。
タイ仕様のグランディスは、日本と同じ2.4リットルガソリンエンジンを搭載、当初は2輪駆動車のみを生産する。タイ国内向けの販売計画は月間400台としている。
来年の早い時期には東南アジア諸国への輸出も開始する計画。アジアは、三菱自動車の事業再生計画で販売の拡大を期待している重要市場であり、グランディスは戦略車種と位置づけられている。