自動車保険会社機構(IIHS)の発表によると、昨年アメリカで最も盗難にあう確率が高かったクルマは、キャデラック『エスカレードEXT』だという。
これは、保険会社に対して盗難の届け出があった件数を保険加入者全体からの割合で比べたものだ。盗難件数そのものはベストセラーであるトヨタ『カムリ』やホンダ『アコード』がダントツだが、率で見ると全く違った結果となる。
注目すべきは、日産『マキシマ』が1000台あたり17件の盗難、と全体の2位に入っていること。これまではランク外だったのだが、IIHSによると「新型のハイ・インテンシティ・ヘッドライトが車泥棒にとって魅力的」なため、と推察されている。
このほか盗難率が高いのはダッジ『ストラータス』(1000台あたり8.3台)、ダッジ『インターピッド』(同7.9台)など。逆にもっとも盗難率が低い、とされたのはビュイック『パークアベニュー』と『ルセーブル』で、それぞれ1000台あたり0.5台、という結果だった。