2004シーズンも最終戦のブラジルを残すのみとなり、ヘレスで合同テストを行っている各チーム(12−14日)。トヨタではリカルド・ゾンタ、ライアン・ブリスコーといったおなじみのラインアップに加え、TAD:トヨタ・アカデミー・ドライバーのフランク・ペレラ、平中克幸がF1テストを初経験した。初めてのF1マシンTF104で51ラップ走行、ベストタイム1分20秒866を記録した平中は次のようにコメント。「水曜日は初めてF1カーをサーキットでドライブすることになり、本当に楽しむことが出来た。2年前にF1カーをドライブするという野心を抱いてヨーロッパへとやってきて、その夢が叶った」「F1カーには徐々に慣れていく必要があったので、それほどハードに攻めることはしなかった。しかし、素晴らしい時間を過ごし、ブレーキダクトと空力に関するプログラムを完了することが出来た」「2週間前に行われたバイラーノサーキットでの直線テストで、F1カーのギアシフトやクラッチ、スロットルやブレーキに関しては既に学んでいたが、F1カーでコーナーを走り抜けることは全く新しい経験だった。低速セクションでは問題なく走れるようになったが、高速コーナーには慣れる必要がある」「それは僕の知っているF3でのGとは全く別物だ。バイラーノサーキットでのテストの後、ホッケンハイムでF3をドライブしたときマシンが非常に遅く感じられ、また、ブレーキをとても早くかけなければならなかった」「しかし、今回実際にF1カーをドライブするチャンスを得て、F1が肉体的及び精神的に、とてもハードなものだということを実感させられた」
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