パリモーターショー(10月10日まで開催中)では、BMWが、水素を燃料として走る内燃機関水素自動車の試作車『H2R』を公開した。
H2Rは、フランスのミラマスにおける走行テストで最高速度302.4km/hを達成。水素自動車の世界記録としてFIAの認定を受ける予定という。
全長は5.4mで幅は2m。燃料を満タンにした際の総重量は1560kg。最大出力は285bhpで、0-100km/h加速は約6秒。
搭載されている6.0リットル12気筒エンジンは、『760i』で採用されているものをベースに開発された。燃焼室の材質と燃料の水素を注入する機構に大きな改良が加えられている。BMWは、ガソリンと水素を燃料とするバイ・フューエル(bi-fuel)カーの開発をめざすという。