国土交通省道路局による第2回「今後の有料道路のあり方研究会」が9月16日に開催される。議題は、高速自動車国道料金の平均1割引等に関するパブリックコメントの実施と結果などを予定している。
ETCの普及が急激に伸びている現在、有料道路のあり方、特にETCユーザーとそうでないユーザーとの格差をつけるべきだという意見が聞こえてきている。
国土交通省道路局では、民営化に向けた多様で弾力的な料金施策など、今後の有料道路のあり方について、専門的かつ具体的な検討を進めることを目的に「今後の有料道路のあり方研究会」を発足した。委員は、学界やモータージャーナリストなどから構成される。
第1回の会議は、8月26日に開催。今後の有料道路について、広く意見を公募するなど積極的に活動してきた。
ETCの搭載が350万台を突破し、さらに数を伸ばしている今、お盆時期の高速自動車国道では、料金所渋滞の緩和がETCレーンだけでなく、一般レーンにまで及んだ。今後もETCの搭載数を伸ばし、料金所渋滞の緩和を目指すには、購入時の助成だけでなく利用時の割引も考えるべきだろう。
第2回「今後の有料道路のあり方研究会」
●日時:9月16日、12:30−14:30
●会場:東京都港区虎ノ門パストラル
●傍聴:可能