10番手スタートというハンデを乗り越え、荒れたベルギーGPを制したマクラーレンのキミ・ライコネン。今シーズンは苦しい戦いが続いていただけに、昨年のマレーシアGP以来となる久々の勝利はチームにとっても嬉しい結果となった。
「これは願ってもない結果だ。今シーズンは非常に厳しく、数戦前から勝利を目指せるぐらいにまで回復してきたとはいえ、チームの努力が勝利という形で報われて嬉しい」
「レースはとてもタフな展開だった。スタートでフェリペ・マッサ(ザウバー)に追突され、マシン底部にダメージを負ったが、ペースの落ち込みはなかった。8周目あたりにはダウンシフトでトラブルが出るようになり、ヘアピンでのブレーキングに影響が出るようになっていた」
「そういったことを全て乗り越えて勝利を挙げることができたことは、この上ない喜びだ」とライコネン。
この優勝でマクラーレンは49ポイント。4位ウィリアムズ54ポイントも射程内に充分見えてきた。