搭載エンジンは3気筒12バルブのSOHCと同ターボ。試乗したのはターボ車のほうで、64psのパワーを発生するが、とんがった感じのパワフルなターボではなく、段付きのない自然な加速フィールに好感がもてる。
SUV感覚のモデルとして高めの最低地上高を確保するが、乗り心地にふわふわした感じはなく、想像する以上に安定感のある走り。コーナーなどでも不安を感じさせない。
シート高が高くなって乗降性がよくなったほか、高めのアイポイントによる開けた視界は運転のしやすさにつながる。価格設定が高めなのと排気ガス性能はウイークポイントだ。
■5つ星評価
パッケージング:★★★★☆
インテリア/居住性:★★★★☆
パワーソース:★★★★☆
フットワーク:★★★☆☆
オススメ度:★★☆☆☆
松下 宏| 自動車評論家
1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者を経てフリーランサーに。税金、保険、諸費用など、クルマとお金に関係する経済的な話に強いことで知られる。ほぼ毎日、ネット上に日記を執筆中。