スマートウェイ推進会議は“セカンドステージ”への提言を発表した。ITSインフラ整備が進展し、ITSはセカンドステージへと進化していく。それは今まで解決困難だった社会課題を解決し、社会や生活の変革に貢献すること。
1994年に本格的に普及し始めたカーナビも、今や5台に1台のクルマに搭載されるようになった。
また、VICSも、今販売されているカーナビには最低でもFM-VICSレシーバーが標準装備されている。その情報も、リアルな道路交通情報を提供するだけでなく、カーブ警告といった運転支援情報も提供している。
さらにETCの普及が339万台を突破し、利用率も20%を突破したことで料金所渋滞の緩和も徐々にだが効果をあげている。
……というようにITSが発展し、安全で円滑な道路交通や生活環境の改善などが次第に実現している。これらのインフラ整備が進展した今、ITSはセカンドステージへと進化していく。
例えば、経済にとってマイナスになる渋滞や事故などの解消、高齢者・身障者が安心して移動できるユニバーサルデザイン社会の構築など、スマートなモビリティ社会を目指している。スマートウェイは、ITSのセカンドステージを支えていくことを期待されている。