【愛・地球博】トピー工業、リニアモーターカー用資材など受注

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トピー工業は5日2005年日本国際博覧会(愛・地球博、通称:愛知万博)の交通機関として採用される常電導磁気浮上式リニアモーターカー(HSST)「リニモ」の軌道資材を提供するとともに、橋梁架設工事を受注したと発表した。

HSSTは電磁石の吸引力を利用して車両を浮上させて走行するため、鉄道などにくらべ騒音や振動が少ないという利点がある。05年3月の開業予定で、磁気浮上式のリニアモーターカーとしては国内初の本格的営業路線となる。

HSSTはレールのゆがみや平衡度の水準をいかに一定に保つかなど軌道開発が難しいが、同社は独自の特殊形鋼、鋼構造物の製造技術を駆使し、圧延による高品質レールの製造に成功した。

愛・地球博は来年3月25日に開幕する。リニモは、名古屋市名東区藤が丘−豊田市八草町までの約8.9kmを約15分かけて運行する予定。

《編集部》

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