特急と衝突、軽自動車がまっぷたつ

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27日、新潟県六日町内のJR上越線踏切で、軽自動車と特急列車が衝突する事故が起きた。

この事故によって軽自動車は大破し、乗っていた2人が車外に投げ出されて死亡した。また、漏れたガソリンに引火し、車体の一部が燃え出したため、特急列車の乗客約500人が避難している。

新潟県警・六日町署によると、事故が起きたのは27日の午前11時50分ごろ。六日町大字六日町付近のJR上越線・塩沢−六日町駅間の遮断機や警報機の無い踏切で、線路を横断しようとしていた38歳女性の運転する軽自動車が、踏切を通過しようとしていた越後湯沢から和倉温泉に向かっていた特急列車「はくたか8号」と出会い頭に衝突した。

衝突の弾みで軽自動車は大破。車体は大きく二つに分割し、車体前部は約70m弾き飛ばされ、ガソリンタンクのある後部は列車が巻き込みながら約200m進行した。運転していた女性と、この女性の母親である63歳の女性が車外に放出され、全身を強く打って即死した。

特急列車の車内でも急ブレーキによって20歳代の女性が転倒し、足を捻挫する軽傷を負ったほか、漏れたガソリンに引火して巻き込んだ車体から炎が上がったため、乗客500人も車外に脱出。徒歩で約800m離れた六日町駅に避難した。

警察では事故の原因を調べているが、運転していた女性が列車の通過に気づかず、踏切内に進入したことが原因とみられている。現場の踏切は警報機と遮断機は設置されていないが、見通しは悪くないという。

《石田真一》

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