日産自動車が発表した上半期(1−6月)の生産・販売・輸出実績によると、グローバル生産台数は前年同期比11.9%増の160万6404台で、大幅に増えた。米国の生産台数が急増したのが主因だ。
国内生産は同1.2%増の74万3692台だった。欧州向けの『エクストレイル』の輸出などが好調だったため。
国内販売は登録車が同5.0%減の39万1708台とマイナスとなった。『マーチ』が発売してから2年が経過したほか、『ティアナ』も1年が経過したため。軽自動車を含むと同1.3%増だった。
輸出は同6.5%増の35万9453台だった。北米向けは『ムラーノ』やインフィニティ『FX45』などのマイナスで大幅に落ち込んだものの、欧州向けのエクストレイルが好調だったのに加え、中南米向け、大洋州向け、アジア向けとも好調だった。
海外生産は同23.1%増の86万2712台だった。米国が同70.7%増となったほか、英国、スペインも順調だった。