6月30日に開催されたレスポンス特別セミナー「拡大カーナビ市場、注目4社の戦略」では、各メーカーの担当者による新製品の詳細な説明もなされている。
最初にスピーチを行ったのは、パイオニアのMEC事業企画部・アフターマーケット企画部・企画3課の三好忠広氏だ。この6月から発売されたサイバーナビの新製品である『H900』シリーズについて詳細な説明がなされた。
H900シリーズについては、OSをこれまでの「Micro-ITRON」から「WindowsCE」をベースにしたものへと変更したということは発表会でも一部が説明されていた。今回のセミナーでは採用したOSが「Windows Automotive Ver4.2」であったことが初めて明かされた。
また、H900シリーズの目玉である「ソリッドシティマップ」は、表示するごとに演算したデータを元に描画していることや、ZH900/ZH900MDのオーディオについては、同社モデルで10万円相当の単体オーディオ並みの機能を盛り込んでいることなど、数多くの裏話を披露している。
ブレインユニットをつかったリビングキットでの展開など、同社が市販ナビ市場の可能性を信じるトップランナーにしてイノベーターであり続ける戦略に、圧倒される思いの講演だった。