GM(ゼネラルモーターズ)は、シンガポールに拠点を置いているGMアジア太平洋地域本社を来年1月を目途に、中国の上海に移転すると発表した。中国が成長市場で重点的に力を入れるため、上海に置く。
GMアジアパシフィックは現在、ニュージーランド、インド、韓国など、14ヵ国で2万2600人の従業員がいる。
GMのリック・ワゴナー会長は「上海への移転は、GMが地球規模で事業展開していく上で中国がいかに重要であるかを物語っている」としている。
GMは、中国の戦略提携先の上海自動車公司との間で合計6社の合弁事業を展開している。現在、GMの中国でのシェアは2位で、GMは今後3年間で30億ドル以上を投資する計画だ。