日産自動車は、定時株主総会で、将来の配当方針を公表した。2007年度には、年間配当を1株当たり40円の高配当を目指す計画だ。2003年度の年間配当予定の1株当たり19円の2倍以上にする計画だ。
今回の配当政策で、ゴーン社長は「日産の業績は日産リバイバルプラン開始以降、株価の上昇という形で市場に評価されている。魅力的で予測可能な配当政策で株主から信頼と貢献に応えたい」と述べた。
2004年度の中間配当は前年度の8円から12円に増額する予定で、年間配当は24円となる。2005年度が29円、2006年度が34円で、2007年度が40円以上とする。ただ、増配は資本提携していいるルノーの経営を救済するのが目的との見方も。