三菱自動車は、29日付けの役員、執行役員、本部長人事を発表した。ダイムラークライスラー出身の常務執行役員2人が退任し、これで常勤の役員、執行役員で外国人はゼロになった。
今回の役員人事で、ヨアヒム・クアーズ常務執行役員とクリスチャン・カーン・フォン・ゼーレン常務執行役員、金融出身の村上吉弘執行役員の退任が決まった。これで、2003年3月で51人いた役員、執行役員は35人に減った。同時に、これでダイムラーなどから派遣されていた常駐の外国人役員はゼロとなった。
また、今回の役員人事で、岡崎洋一郎氏が社長と企業倫理担当役員の職を外れ、会長兼最高経営責任者(CEO)となる。三菱商事出身の古川洽次氏が副会長・CSR推進本部長・企業倫理担当役員となる。