長らくデトロイトオートショーと時期的にバッティングしていたロサンゼルスオートショー(ロサンゼルスモーターショー)が、ついに11月開催へと時期変更となった。
ロサンゼルスは「1年で最初のオートショー」であることにこだわり続けて来たが、その結果プレスデーが年末のクリスマスと新年との間になり、さらに続けてデトロイトショーがあることから、メーカーのコンセプト投入台数なども減少の傾向にあった。そのため集まるジャーナリストも減り、ショーのステータスも下降していた。
今回の英断により、2006年からロサンゼルスショーはサンクスギビング休日明けの11月29日開催となる。これにより、ロサンゼルスはデトロイト、シカゴ、ニューヨークと並んで北米4大オートショーの位置をキープできる、という利点もある。
自動車メーカー各社も時期変更には大賛成で、GMの広報部長は「デトロイトショーとの間にもう少し間隔があることを願って来た。メーカーにとっても観客にとっても朗報だ」とコメントしている。
しかし今年と来年に関しては従来の12月末開催が決定しており、あと2年はちょっと淋しいオートショーが続きそう。