三菱自動車工業の岡崎洋一郎会長兼社長は16日の会見で、追加リストラ策の柱ともなる従業員の給与カットについて、労使協議を経て8月から実施する方針を示した。
追加の再建策では今後2年間にわたり一般社員(組合員)は5%、管理職は10%の給与カットを実施する計画。加えて今年末の一時金は、春闘時の合意にもかかわらずゼロ支給としており、従業員にとっては極めて厳しい追加リストラとなる。
一方、人員削減については時期の前倒しはあるものの、5月に発表した「3年間で合計1万900人」という総員そのものは変更しない方針。