カナダGPで完璧な作戦力により勝利を収めたフェラーリ・チーム。ジャン・トッド代表が自らの勝利について語った。「レースが始まる前、通常は勝利など望めない状況にあったことは事実だ」
「ミハエルが6番グリッド、ルーベンスが7番では、優勝争いに絡むことを予想するのは困難だろう。だが我々はウィークエンドが始まった時から、2ストップこそ勝利への道だと確信していた。それが的中したのさ」
「正直に言ってタフな戦いを予想していた。それなりの結果は見込めたが、簡単に勝てるとは思えなかった。チャンスがあることは信じていたが、6、7番手スタートでは予測すること自体が困難になる」
「だが我々は2回ストップの方がコンペティティブなパッケージになると分かっていた。だからそうしたんだ」と、チームの作戦力を高く評価したトッド。フェラーリ成功の秘訣を問われると、「適材適所」と答えた。