最近の流行というほどではないが、システムキャリアにルーフボックスというクルマが増えてきた。ところがETCのセットアップには車両番号のほか、高さなどの車体寸法も登録してある。荷物によって全高が変わることで、ETCの使用に影響はないのだろうか。
これから夏のレジャーシーズン、荷物を積んでドライブの機会もあるだろう。…ということで、記者がルーフボックスの代わりに、趣味で使用している幅60cm×長さ400cmのカヤックを、トヨタ『エスティマ』のルーフに積んでETCレーンに向かった。
カヤックを横(水平)に積んだ場合、ルーフボックスと似たような形態になる。また最近は縦(カヤックを90度横倒し)に積むケースが多くなってきている。これだとキャリア+カヤックの高さで80cmほどの高さになる。一般のルーフボックスよりも50cmは余計に高い。
実際に通過したところ、難なくクリア。車両全高はあまり重要でないことは確かだ。高さに影響があるのは、むしろ一般レーンの通行券の自動出力機の方。これだけ高さが変わると大型車の発券口から通行券が出てしまい、運転席からは取るのに苦労する。意外な場面でETCさまさまといったところ。