日本自動車工業会が発表した4月の自動車輸出実績によると、四輪車輸出台数は、前年同月比0.8%増の40万2037台で、2カ月連続でプラスとなった。輸出金額は同9.2%増の91億486万ドルだった。
車種別では、乗用車が同1.0%減の34万1416台と、2カ月ぶりにマイナスとなった。このうち、普通乗用車は同3.9%増の22万2290台と順調だった。しかし、小型乗用車が同9.2%減の11万8809台と大幅に落ち込み、乗用車全体もマイナスとなった。
トラックは同11.1%増の5万5998台で、6カ月連続でプラスだった。普通トラックが同8.8%増の4万8093台、小型トラックが同27.6%増の7901台だった。バスは同30.7%増の4623台だった。
輸出の地域別では、アジア向けが同11.2%増の4万7180台と好調だった。中国やタイなどで自動車需要が伸びているため。
有力市場の北米は同12.7%減の14万2554台と不振だった。トヨタや日産などが、現地生産化しているためだ。
欧州向けも同4.0%減の9万1487台だった。
メーカー別では、トヨタが同0.1%減とほぼ横ばいで、マイナスとなったのはいすゞ、ホンダ、スズキ。日産ディーゼル、日野、三菱ふそうは好調で高い伸び率となった。