マツダは、2001年9月から閉鎖していた宇品第2(U2)工場を26日から操業を再開したと発表した。U2工場では井巻久一社長らが出席、操業開始のセレモニーを行った。自動車メーカーが一度閉鎖したラインを再開するのは珍しい。
再開したU2では、当面『デミオ』を生産する。U2工場は『ファミリア』などを生産していたが、マツダ車の販売低迷による生産体制の再編で、2001年9月に閉鎖した。操業を再開したのは、新型車投入による商品主導の成長のための生産体制強化の一環だ。
同社は今年4月に本社F工場の塗装工場と組立工場を閉鎖したが、U2工場の再開で、マツダの国内生産能力は年産78万8000台から11万台増えて89万8000台になる。
U2工場は再開に当たってマツダ最新鋭の高品質フレキシブル同期生産システムを導入する。