ロータスカーズの正規輸入代理店である、エルシーアイ株式会社は17日、2004年のジュネーブショーで発表されたロータスの新型車『エキシージ』の販売開始を発表した。
『エキシージ』はロータスのライトウェイトスポーツカーの『エリーゼ』をベースに、よりサーキット志向の強いユーザーのために、サスペンションの強化や空力パーツの追加などを行ったスパルタンなモデル。
エキシージのベースとなるエリーゼのグレードは、2月に日本導入されたトヨタ製エンジン&ミッションを搭載する『111R』(ワンイレブンアール)で、192ps/18.5kgmを発揮するエンジンや、ミッションは全く同様のスペック。よって動力性能の数値については111Rとの差はない。
だが、エキシージには固定されたハードトップやフロントスポイラー、リヤウイングなどサーキットでのコーナリング性能を高めるために多くの空力パーツ追加装備されており、外観上も差別化が図られている。これらの空力パーツは160km/h走行時に、41.2kgのダウンフォースを生み出す効果的なパッケージング。
サスペンションも111Rに比べて20%ほど強化されており、ビルシュタイン製のダンパーやアイバッハ製のスプリングを採用。タイヤもロータスのオーダーによって、横浜タイヤとコンパウンドを共同開発した、ロータス専用のスポーツタイヤが装着されている。
エキシージの価格は603万7500円(税込み)。今年の日本での販売目標は、ロータスの総販売台数の約3分の1となる100台強を見込んでおり、全国22店舗の正規代理店ネットワークを通して販売される。