富士重工業(スバル)は14日、2002年度から06年度までの5カ年の中期経営計画「FDR-1」での自動車販売や利益目標を下方修正して発表した。
東京で会見した竹中恭二社長は「中国での現地生産計画を取り止めたことや、前提とした為替レートを円高で見直したため」と、修正の理由を説明した。
当初の計画では最終年度である06年度の販売台数を76万台としていたが71万5000台に下方修正した。同様に売上高は1兆8400億円から1兆7200億円、営業利益は1100億円から910億円に修正している。
営業利益は今年度も減益予想だが、竹中社長は「05年度から反転させ、最終年度には売上高比で5.3%の利益率を確保したい」と述べた。
為替レートは当初策定時に1ドル=115円としていたが、今回は同105円に見直している。