日本自動車販売協会連合会が発表した4月の新車販売台数(軽除く)は、前年同月比4.4%減の23万7337台で、3カ月連続のマイナスとなった。市場を引っ張ってきたトラックの販売が低調となったため。
車種別では、乗用車は同4.5%減の20万955台だった。普通乗用車は同25.5%増の8万2737台だったものの、小型乗用車が同18.2%減の11万8218台と大きく落ち込んだ。
貨物車は同4.1%減の3万4878台。このうち、普通貨物車は同9.1%減の1万0175台とマイナスだった。首都圏のディーゼル排ガス規制などで、需要が好調だった普通トラックもここにきて息切れしたかっこうだ。小型貨物車は同1.9%減の2万4703台だった。
メーカー別では、プラスとなったのはホンダ、スズキ、日野、富士重(スバル)の4社だけ。ホンダは2002年12月以来、16カ月ぶりにプラスとなった。
逆に、トラック販売に急ブレーキがかかったことから、いすゞは18カ月ぶり、日産ディーゼルが19カ月ぶりにそれぞれマイナスとなった。