日本ではゴールデンウィークで連休だったわけだが、F1の世界は平日・週末、おおむね普通のカレンダー進行。連休中のF1ワールド、ニュース総括!!
4月29日●シューマッハ、B・A・Rを警戒---次戦バルセロナはB・A・R・ホンダが得意とするサーキットであることから、ミハエル・シューマッハも警戒。「B・A・Rの前にいられるよう努める。すごく気になるよ。彼らより優れた仕事をしなければ」と発言。
4月29日●ヘッド、モントーヤに注意---イモラでミハエル・シューマッハ(フェラーリ)と危うく交錯しそうになり、レース後激怒していたフアン・モントーヤ(ウィリアムズ)にパトリック・ヘッドが「それより重要なのは速いマシンを作ること。過去についてブツブツ言うのは止めるべき」とコメントした。
4月30日●フェラーリ、F1撤退も---2007年コンコルド協定終了後、別シリーズの立ち上げが噂される大手自動車メーカー。BMWに続きフェラーリもF1撤退の可能性を示唆した。モンテゼモーロ社長は「もちろん、あり得る。それも一つのアイデアだ」と発言。
4月30日●ビルヌーブF1復帰間近?---2003シーズン終了前にB・A・R・ホンダから去った97年チャンピオンのジャック・ビルヌーブ。マネージャーのクレイグ・ポラックは「然るべきチームと交渉中」とF1復帰の可能性を認めた。
5月1日●ウィリアムズ、スペインでシーズン初優勝を目指す---今シーズン、まだ勝利に恵まれていないウィリアムズBMW。カタルロニアサーキットは過去13戦中5勝をマークする縁起のいいトラックだけに、巻き返しを狙っている。
5月1日●B・A・R・ホンダ、フェラーリとのギャップ縮める---サンマリノでは初ポールポジション、最高位2位を獲得したB・A・R・ホンダ。スペインは2001年にB・A・R・ホンダが初めて表彰台に上った場所であり、またテスト結果も良いだけに、狙うは念願の初優勝。
5月2日●モズレー「エクレストンはF1を守るべき」---F1でのテレビ収入のほとんどを掌握しているバーニー・エクレストンに対し、反発を強めるGPWC。だがマックス・モズレーFIA会長はエクレストンの現在の地位は変わるべきではないとコメント。
5月2日●トヨタ、テスト好調で初ポイントの期待---今シーズン、今だポイントに恵まれていないトヨタ。イタリア、ムジェッロで行われた4日間テストの結果が満足行くものだったことから、スペインで初ポイント獲得の期待が高まっている。
5月3日●バトン「セナが僕を救ってくれた」---2003年モナコで大クラッシュしたB・A・R・ホンダのジェンソン・バトン。事故から無事生還できたのは、1994年イモラで悲劇の死を遂げた故アイルトン・セナのおかげだと語る。
5月3日●B・A・R、初優勝の希望にも冷静---スペインで初優勝との呼び声の高いB・A・R・ホンダ。テクニカルディレクターのジェフ・ウィリスはその見方を非常に冷静に受け止めている。「ウチにはトップチームの経験がないし、トップチームが犯さないようなミスを犯すこともあるからね」
5月4日●ジョーダン、フェルスタッペンをテスト---不振が続くパンターノに代え、ジョーダン入りが囁かれているベテランのヨス・フェルスタッペン。今週シートフィッティングを行い6月1日にテストが決まったことから、F1復帰は秒読み段階と見られる。
5月4日●両タイヤメーカーがF1撤退?---激化するタイヤ戦争のコスト上昇に伴い、タイヤメーカーを一つに絞る案を明らかにしたマックス・モズレーFIA会長。ブリヂストンかミシュランのどちらかではなく、両方が撤退する可能性も出てきた。
5月5日●ジャン・トッドが昇進---スクーデリア・フェラーリのジャン・トッドがフェラーリで新たな昇進を勝ち取った。チーム代表という肩書きに加え、フェラーリ社のマネージングディレクターに就任する。
5月5日●モズレー「F1にはあと2チーム必要」---マックス・モズレーFIA会長があと2チーム増設する必要があると発言。モナコで行われるF1にとって重要なミーティングでコンプリートシャシーなどの売買について語るという。
5月5日●予選方式がまたまた変更に---ショー改善のためにシーズン中にさらなる予選方式変更がもたらされることが明らかになった。FIAはチームからの提案なども考慮した上で、変更について定めていくという。