26日午前、東京都江戸川区内の首都高速で、大型トレーラーがカーブを曲がりきれずに側壁へ接触。搭載していた材木数百本を湾岸線の路上に散乱させる事故を起こした。湾岸線を走行していたクルマ6台がこれを避けきれず、接触する被害を出している。
警視庁・高速隊によると、事故が起きたのは26日の午前5時40分ごろだという。江戸川区臨海町6丁目付近の首都高速・葛西ジャンクション(JCT)で、中央環状線の外回りから湾岸線西行きに向かって進行していた大型トレーラーが左側の側壁に接触。その衝撃で搭載していた約1000本の材木が荷崩れを起こした。
このうち数百本が真下を通る湾岸線の東西各方面行き車線に落下。真下を走行していたクルマ6台を直撃した。しかし、材木が5cm角と比較的細く、直撃を受けたクルマのボンネットが損傷などの被害が出たのみで、人的な被害は無かった。
唯一の負傷者は事故を起こしたトレーラーを運転していた37歳の男性運転手だが、こちらも軽傷で済んでいる。
警察ではトレーラーが速度超過状態でカーブに進入し、曲がりきれずに接触したことが事故の要因とみて、運転手から当時の状況を聞いている。