盗んだらオークションで転売…3人を逮捕

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北海道警は22日、車上荒らしによって盗み出した自動車部品をインターネットオークションで転売していたとして、札幌市内に住む23歳の男をリーダーとする窃盗グループのメンバー3人を逮捕した。

北海道警・札幌東署によると、窃盗容疑で逮捕されたのは札幌市内に住む23歳の男と、18歳と19歳の少年の合わせて3人。

調べによるとこの3人は駐車場に置かれているクルマや、自動車修理工場で車検などのために一時保管中の高級スポーツカーなどをターゲットに、カーオーディオやカーナビゲーションなどを盗み、インターネットオークションを通じて販売していたとみられる。

警察には「インターネットオークションに出品されている自動車部品が自分のクルマから盗難されたものと似ている」との問い合わせが相次いだ。

このうち、自分のクルマからレカロ社製シート2基を盗まれた男性が出品されていた商品を知人に依頼する形で落札。送られてきた商品を確認したところ、盗まれたものと一致したため、出品者が盗難に関与した可能性が高いとして警察に届け出ていた。

その後、出品者は行方不明になるなどしたが、同様の犯行を繰り返したことで再びその存在が浮上し、逮捕されている。

警察では3人を厳しく追及し、余罪などについても追及しているが、リーダーとみられる男は容疑を否認しているという。

同様のケースは全国で相次いでいるが、オークションに出品された商品が盗品であるかどうかは実際に落札してみないとわからず、盗品であることが確認されないと警察でも被害届けを受け付けてくれない。被害者にとっては出費を強いられるため、泣き寝入りとなるケースもまだまだ多い。

《石田真一》

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