事故パニック、さらに歩道を暴走

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5日午後、大阪府大阪市生野区内の国道479号線の交差点で、左折しようとしていた乗用車が自転車で横断しようとしていた11歳の男児をはねた。

乗用車はこの直後に歩道へ乗り上げてさらに暴走。歩道上を自転車で進行していた60歳の女性をはね、近くの駐車車両にも激突した。この事故で女性が死亡、男児が意識不明の渋滞となっている。

大阪府警・生野署によると、事件が起きたのは5日の午後0時50分ごろ。大阪市生野区巽東付近の国道479号線の交差点で、左折しようとしていた乗用車が自転車で横断しようとしていた11歳の男児をはねた。

乗用車は男児をはねた直後も減速せず、そのまま歩道に乗り上げる形で前進を続け、十数メートル先で別の自転車に乗った60歳女性もはねた。乗用車はさらに前進し、最後は駐車車両に激突、横転してようやく停止した。

この事故で最初に事故に遭った男児が頭を強打して意識不明の重体。2度目に衝突された女性は全身打撲が原因となり、収容先の病院で死亡が確認されている。

警察では乗用車を運転していた48歳の男を業務上過失致死傷容疑で逮捕している。この男には四肢障害があり、警察の調べに対しては「最初の衝突でパニックになり、クルマをどう操作していいのかわからなくなった」などと供述しているという。

《石田真一》

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