【ストラーダ DS100長期リポート その7】VICSビーコン追加で渋滞回避性能がさらに充実

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『DS100』に対応した別売オプションラインナップの中で、自立航法ユニットとともに気になっていたのはVICSビーコンユニット。これをプラスすることで、DS100でもルート案内中に発生した渋滞を積極的に回避してくれる「スイテルート案内」(DRGS)が使えるようになる。

DS100にはFM-VICS用のフィルムアンテナが付属しているが、これはFMラジオを通して流れてくる情報しか受信することができない。渋滞の概要はわかってもリアルタイム性には欠けるし、自分の進路に関する情報がすぐに入手できるとも限らない。リアルタイムに情報を受信し、渋滞する道路をスムーズに通過するという快適ライフを実現するためには、やはりVICSビーコンユニットが必要不可欠だ。

ビーコン設置区間を走行していると「光ビーコンでVICS情報を受信しました」というガイド音声とともに、受信したVICS情報がすぐに地図上へと表示される。ビーコンが設置されている場所を中心とした情報なのですぐに使えるし、これが都道府県単位の全体情報しか提供できないFM-VICSとの大きな相違点。都心部ではビーコンの設置されている道路が多いので、幹線道を走っていれば数分に一度はこのガイド音声を聞くことになるだろう。

ルート案内中は渋滞の状況に応じ、混雑しているなら空いている道にルートを引き直してくれる。これぞスイテルート案内の醍醐味だ。渋滞情報を加味したリルートを行った際には新旧のルートで距離にどれだけの増減があったかも示す。距離が増えると損した気分にもなるが、そこは「急がば回れ」の精神で。

また、DS100にはあらかじめ基準として設定した平均時速をもとに算出した目的地への到着予想時刻が表示される機能があるのだが、ビーコンユニット使用時にはVICSによる旅行時間情報でこれを補正する。ビーコンが設置された幹線道や高速道路を進行している際には、到着予想時刻がかなり正確に示される。

東京と大阪で試したが、ナビ画面に表示された到着予想時刻と、実際に到着した時刻の誤差はわずかなものだった。待ち合わせに遅れそうな場合でも、相手に伝える言葉が「あと5分で着く」と、「近くまで来ているけど、道路が混んでいてあと何分掛かるかわからない」では、お互いの気持ちに余裕がもてるのが前者であることはいうまでもない。

VICSビーコンユニットは「渋滞を知るため」だけに使うのではなく、焦らずリラックスしたドライブを心がけるためのアイテムとしてお勧めしたい。

《石田真一》

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