スタイリッシュなデザインで昨年のフランクフルトショーの話題をさらった『8Cコンペティツィオーネ』。そのときにはデザイン提案段階のモックアップだったのだが、どうやらアルファロメオは本気でこれを生産するつもりらしい。
アルファロメオブースの片隅に置かれた『8Cコンペティツィオーネ』だが、なぜかコンパニオンがセクシーなポーズで注目を集めようとしていた。つられて見れば、なんとドアが開いているではないか!
インテリアには量産車さながらのトリムが施され、ここだけを見ればすぐに販売店に並んでもおかしくないほどの完成度。さらにリアのガラスハッチまで開けられるようになっていて、荷室には専用のラゲッジボックスがすっぽりと収められていた。
残念ながらボンネットが開けられることはなく、「4.2リッターの90度V8、6MTが搭載された後輪駆動で、サスペンションは前後ダブルウィッシュボーン」とアナウンスされたのみ。
しかし「私たちは、アルファロメオ製スポーツカーのハンドルを握ったときには最大のスリルを経験できた。そして8Cコンペティツィオーネも例外ではない」とメーカーでは説明する。問題はそれがいつ、いくらぐらいの価格で体験できるかということだけだ。