「規制緩和は失敗だ!」「国土交通省は責任を取れ!」——タクシーなどの労働組合、全国自動車交通労働組合総連合会は4日、組合員のタクシーで国交省庁舎を取り囲み、事後チェックの徹底などを求める請願書を同省に提出した。
タクシー業界では01年2月に規制緩和が行われた。定額運賃や初乗りの値下げなどメリットが徐々に現れている半面、参入事業者と車両が増え、関西地区を中心に値下げ競争も激化。タクシー運転手からは「このままでは生活できない」、「事故も増えている」と悲鳴があがっている。
もっとも労働条件の悪化は規制の有無ではなく、タクシー経営者に非があるとも言えそうだが…。