いすゞ自動車の井田義則社長は25日発表したトラック用のテレマティクス「みまもりくんオンラインサービス」の普及を図るため、同業他社のサービス導入について「要望があれば検討していきたい」と述べ、技術やネットワークの開放について前向きの姿勢を示した。
他社からの打診の有無については明かにしなかったものの、「(トラック)業界で取り組めば輸送業界への貢献も大きい」とし、業界で標準化されたテレマティクスの普及が望ましいとの考えを述べた。
井田社長はまた、当面のいすゞ車での普及について、大型車の新車のうち20%程度を目指すと明かにした。既存のオフラインによる「みまもりくん」は発売後2年で800台に普及しているが、オンラインサービスは初年度で1500台への搭載を計画している。