降車を確認せず発車---市バス運転手を減給

名古屋市交通局は13日、乗客が降車していることを見落としてバスを発進させ、さらに路上へ転倒した乗客の足を後輪で踏むなどして重傷を負わせた44歳の運転手に対し、減給処分に科したことを明らかにした。

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名古屋市交通局は13日、乗客が降車していることを見落としてバスを発進させ、さらに路上へ転倒した乗客の足を後輪で踏むなどして重傷を負わせた44歳の運転手に対し、減給処分に科したことを明らかにした。

事故に対する刑事処分は昨年11月に決まっており、これに応じた内容となった。

問題の事故は昨年1月22日に発生している。名古屋市千種区内の市道に設置されたバス停で乗客の降車を行っていた市バスが突然動き出し、降車する寸前だった82歳の女性が足を取られて転倒し、路上に倒れこんだ。

女性は避ける間もなく、バスの後輪に足を踏まれ、左足の骨を折る大けがを負った。

警察はこのバスを運転していた当時43歳の運転手を業務上過失傷害容疑で検挙したが、取り調べに対しては「アクセルを踏んでいない、どうしてバスが発進したのかわからない」と供述していた。

事故を起こしたバスには乗降用ドアが開いている際には、アクセル動作がキャンセルされる安全装置が付いていたことから、警察ではこの装置が故障した可能性があるとして車両の検証も並行して実施した。

しかし、安全装置は正常に動作していることが確認されたことから、警察では「キャンセラーが動作しない程度にゆっくりとアクセルを踏み、また同時にクラッチを緩めたことが事故の原因ではないか」と結論付けた。

当初は安全装置のトラブルを主張していた運転手も、後に「周囲の交通状況に気を取られ、乗降終了を確認しないまま発進しようとしていた」と認めており、昨年11月に罰金50万円の略式命令を受けている。

今回行われた名古屋市の懲戒処分は、刑事処分の内容に基づいており、事故を起こした運転手に対しては減給10分の1を5日間とする処分を命じた。
《石田真一》

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