神奈川県警は27日、2002年1月に、走行中のトレーラーの左前輪が外れ、直撃を受けた歩行中の母子3人が死傷した事件で、トレーラーを製造した三菱自動車工業などを家宅捜索した。
同県警は、警察庁科学警察研究所に依頼し、左前輪が外れた原因の調査を依頼。昨年12月に、金属疲労などが原因との調査結果を得ている。
同県警は、同事故が発生する前にも、同様のタイヤ脱落事故が33件起きていたことを把握。三菱自工が、顧客などへの情報の周知を怠ったり、有効な安全対策を実施しなかったことが、事故につながった可能性があるとみている。