首都高でのETC夜間割引実験---状況報告

自動車 テクノロジー ITS

2003年11月28日22時より首都高速でETC使用車について夜間割引社会実験を実施している。開始から2週間の状況について、首都高速道路公団より発表があった。

この割引と前払割引制度を併用することで、最大割引時で約半額の割引を受けることができ、夜間首都高を利用するユーザーにはうれしい実験といえるだろう。

2週間あまりたった12月12日までの2週間の平均データを実験開始前1カ月のデータと比較した結果、次のような結果が出た。

割引時間帯(0〜6時、22時〜24時)までの間で、全体で約7600台増加したが、そのうちの80%がETC車の増加だった。またETC利用率が、通常時間帯(6〜22時)で13.9%から14.7%の0.8%増だったのに対して、割引時間帯は12.0%から14.6%と2.6%も増加した。

周辺の一般道における交通状況の変化などについては、解析を予定している。ただ、時間待ちの駐車はほとんどなく、料金所での交通支障は発生していないようだ。

夜間であれば、一般道での渋滞もあまりないため、首都高の利用率は昼間よりも減少するが、今回のような割引があれば、夜間でも首都高を利用するドライバーが増えるというわけだ。実験期間最終日の3月1日が過ぎてもこの割引を続けてほしいところだ。

《編集部》

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