東北のボーダフォンは消防車も救急車も呼べなかった!?

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ボーダフォンは11日、東北地域において3G(ボーダフォングローバルスタンダード)の機種を除く同社携帯電話から118番(海難事故通報)、119番への緊急通報が、交換機ソフトの設定ミスにより、約13日間接続不可能になるトラブルが発生していたことを明らかにした。

この間は両番号に向けて発信した場合でも、話し中の音が続くのみの状態になっていたという。

同社では東北地域(青森、岩手、秋田、山形、福島各県全域と、宮城県仙台市の一部を除く地域)の通信を集約する交換機の改修を11月28日に実施した。この際に118番、119番について誤ったデータを設定してしまい、同日の午後1時43分ごろから両番号へ発信した電話を受け付けることができない状態となった。

しかし、接続回数の多い番号ではなかったことからトラブルの発生は見過ごされていた。ユーザーなどからの指摘を受け、同社が原因調査に乗り出したがトラブルが解決したのは11日の午前2時18分で、実に13日間に渡ってボーダフォンから非常通報ができなくなったいた。

問題が生じたエリアでの契約台数は約86万台で、トラブルが生じていた期間に緊急通報を行おうとしていたユーザー数の実数は把握できていないという。

必要なときに119番に発信できないということは、「ユーザーの身体、生命、財産に関わるべき問題」とも言える、深刻な問題だ。

《石田真一》

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